チャクラ
ヨガやアーユルヴェーダ、また瞑想やスピリチュアルに関心がある方は聞いたことがあると思います。
ヨガでもスピリチュアルでも『心や体を整える』という意味では同じように使われています。目に見えるものではないので『ある』と言われても不思議な気がしますよね。
ヨガでは「ない」ものを「ある」と仮定して瞑想やポーズの時に『チャクラ』を使います。
今回は、一般的に広まっている「チャクラ」を解説していきます。
チャクラとは
『チャクラ』はサンスクリット語です。日本語では「車輪」「円盤」のことをいい、車輪や円盤はクルクル回ることから、「回る」という意味も含まれています。また、インドの三大神でもある、ヴィシュヌ神が持つ武器も『チャクラ』といいます。(ブーメランのように敵に向かってチャクラを投ると相手をずたずたに切り刻んでからビシュヌの手元に戻ってくる最強の武器でもあります。)
『チャクラ』はエネルギーが出入りする場所ともいわれ、エネルギーセンターと呼ぶ場合もあります。『チャクラ』をバランスよく整えると、対応した心や体へも良い影響を与えます。文献によっては多くのチャクラが存在しますが、有名なのは7つです。精神的にも肉体的にもエネルギーに満ちて安定した状態を保つために「チャクラ」を意識し活性化させます。
方法としては、対応した色を浮かべるまたは身に着ける、アーサナ(ポーズ)をする、マントラを唱える、シンボルをイメージするなどいろいろあります。
第一チャクラ ムーラーダーラチャクラ
日本語/英語:基底のチャクラ/ルートチャクラ
色:赤
位置:男性は肛門より前2cm 女性は膣口
キーワード:安定・土台・生命力
対応する臓器:腎臓・副腎 腸・骨格
心身の安定感が得られる
第二チャクラ スワデシシュターナチャクラ
日本語/英語:仙骨のチャクラ/サークラムチャクラ
色:橙色
位置:丹田
キーワード:創造・自分以外とのつながり
対応する臓器:生殖器・膀胱・仙骨のあたり
心に活力が得られる
第三チャクラ マニプーラチャクラ
日本語/英語:太陽神経叢チャクラ/ソ-ラープレクサス
色:黄色
位置:臍
キーワード:自尊心・意思
対応する臓器:胃・肝臓・胆嚢 膵臓・脾臓 消化器
決断力や行動力も得られる
第四チャクラ(アナーハタチャクラ)
日本語/英語:心臓のチャクラ/ハートチャクラ
色:緑色
位置:心臓
キーワード:平和・調和(愛ともいう)
対応する臓器:心臓・肺 循環器
自分以外の存在の受け入れや包容力が得られる
第五チャクラ(ヴィシュッダチャクラ)
日本語/英語:のどのチャクラ/スロートチャクラ
色:青色
位置:喉
キーワード:表現・意思を伝える
対応する臓器:喉・甲状腺、副甲状腺・気管支
自分の想いを言語化し他者へ表現(伝える)できる
第六チャクラ(アージュニャーチャクラ)
日本語/英語:眉間のチャクラ/サードアイチャクラ
色:藍色
位置:眉間
キーワード:洞察・直感
対応する臓器:目・神経系、直感・感覚・知恵
物事の本質を見ることができる
第七チャクラ(サハスラーラチャクラ)
日本語/英語:宝冠のチャクラ/クラウンチャクラ
色:紫色・白色
場所:頭頂
キーワード:神秘・霊的
対応する臓器:脳
無限の可能性や神秘性の理解
ざっと、代表的な7つのチャクラをお伝えしました。チャクラをバランスよく整えることで、心と体も健やかにし自分の人生をより良く豊かに過ごせるようになります。ここでのポイントは、どれか一つを突出して整える、活性化させるのではなく、すべてはバランス。バランスよく整えていきましょう。
最後に「チャクラを開く」とよく言われていますが、最初にご説明の通りチャクラの意味は「回す」なので「チャクラを回転させる/チャクラを回す」です。回すにも大切な意味があのです。これは時間があったときに。。。
次回は整え方をご紹介します。